語句の関係の解き方
語句の関係は、感覚で選ぶと外れます。示された二語の関係を口に出せる一文にする。この一手だけで正答率が変わります。
1. 関係を「言葉にする」
語句の関係は、感覚で選ぶと必ず外れます。手順は1つ、示された二語の関係を、口に出せる一文にすることです。
「AはBの一種」「AはBの材料」「AとBは反対」——このように言い切れる形にしてから、選択肢を同じ文に当てはめます。言葉にできない関係を選んでいるうちは、正答率は上がりません。
2. よく出る関係の型
- 包含:AはBの一種(トンボは昆虫の一種)
- 材料:BはAの原料(サトウキビは砂糖の原料)
- 部分:BはAの一部(弦はギターの一部)
- 用途:AはBのために使う(調律師はピアノを調律する)
- 対義:AとBは反対(建設と破壊)
- 役割:AがBを行う(医師と診察)
実際の出題は、この6つのどれかであることがほとんどです。型を先に見分けてから選択肢を見ると、迷いが消えます。
3. 例題:同じ関係を選ぶ
最初に示した二語の関係を考え、同じ関係になっている組み合わせを選べ。
建設 : 破壊
ア 調律師 : ピアノ イ 昆虫 : トンボ ウ ギター : 弦 エ 需要 : 供給
解き方
- 「建設 : 破壊」を言葉にする → 反対の意味
- ア 調律師とピアノ → 用途。反対ではない
- イ 昆虫とトンボ → 包含(トンボは昆虫の一種)
- ウ ギターと弦 → 部分
- エ 需要と供給 → 反対。これが正解
4つを順に言葉にするだけで決まります。「なんとなく近い」で選ばないことが、この分野の唯一のコツです。
4. 例題:仲間はずれを選ぶ
次の4つのうち、二語の関係が他の3つと異なるものはどれか。
ア 砂糖 : サトウキビ イ アルミニウム : ボーキサイト ウ 鉛筆 : 芯 エ 紙 : パルプ
解き方
- ア 砂糖とサトウキビ → 材料
- イ アルミニウムとボーキサイト → 材料
- ウ 鉛筆と芯 → 部分(芯は鉛筆の一部であって、原料ではない)
- エ 紙とパルプ → 材料
正解はウ。「材料」と「部分」は混同しやすい型です。原料は加工されて元の形を失いますが、部分はそのまま含まれています。芯は鉛筆の中にそのままあるので部分です。
5. 語順にも注意する
「昆虫 : トンボ」と「トンボ : 昆虫」は、関係の向きが逆です。前者は「大きい分類 : 具体例」、後者は「具体例 : 大きい分類」。
選択肢が向きだけ違う形で並んでいることがあります。言葉にするときは、必ずAを主語にして文を作ると、向きの取り違えを防げます。
6. 迷ったときの絞り方
型を言葉にしても2つ残ることがあります。そのときは、より具体的に言い直すと決まります。
- 「関係がある」では絞れない → 「AがBを作る」まで言い切る
- それでも残る → 語順を入れ替えて成立するか試す
- 「BはAの一種」が成立するのは包含だけ、という具合に型ごとの言い回しで判定する
たとえば「医師 : 診察」と「画家 : 絵画」。前者は行為(医師が診察を行う)、後者は成果物(画家が絵画を作る)です。どちらも「AがBをする」に見えますが、Bが動作か物かで型が分かれます。
この一段の言い直しで、ほとんどの二択は解けます。
7. つまずきやすい点
意味の近さで選んでしまう
「パンと小麦」と「パンとバター」は、どちらもパンに関係しますが、前者は材料、後者はただの連想です。関係の型が一致しているかだけを見てください。
材料と部分の混同
加工されて姿が変わるなら材料、そのまま含まれているなら部分。この線引きで判定できます。
時間をかけすぎる
1問60秒の分野です。型に当てはまらないと感じたら、いったん飛ばして次に進むほうが総得点は上がります。
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