語句の関係の解き方
SPIは言語と非言語の2分野で構成されます。当サイトは非言語を中心にしていますが、言語のうち語句の関係を公開しました。二語のつながり方を6つの型に当てはめるだけで解ける、対策の費用対効果が高い分野です。
1. 語句の関係とは
最初に二語の組が示され、それと同じ関係になっている組を選ぶ問題です。たとえば「果物 : りんご」が示されたら、同じ関係の組を選択肢から探します。
この分野で最も大事なのは、関係を言葉で言い切ることです。「なんとなく似ている」で選ぶと、複数の選択肢が当てはまってしまい決められなくなります。
「果物 : りんご」なら「りんごは果物の一種」と口に出せる形にします。そのうえで選択肢を同じ文型に当てはめ、成立するものを探します。文にできれば、当てはまる選択肢は1つに絞れます。
2. 6つの型
当サイトが扱う関係は次の6つです。実際の出題もほぼこの範囲に収まります。
| 関係 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 包含 | AはBの一種(上位語 : 下位語) | 果物 : りんご |
| 部分 | AはBを構成要素として持つ | 自動車 : タイヤ |
| 用途 | 道具 : その道具で行うこと | はさみ : 切る |
| 対義 | 意味が反対 | 需要 : 供給 |
| 材料 | 完成品 : その原料 | パン : 小麦 |
| 行為の対象 | 行為者 : その相手 | 医師 : 患者 |
それぞれ、次のように文にできます。
- 包含 — 「りんごは果物の一種」
- 部分 — 「タイヤは自動車の一部」
- 用途 — 「はさみは切るための道具」
- 対義 — 「需要と供給は反対の意味」
- 材料 — 「小麦はパンの原料」
- 行為の対象 — 「医師が働きかける相手が患者」
3. 包含と部分の取り違え
最も間違えやすいのが、この2つの取り違えです。どちらも「AのほうがBより大きい」感じがするため、混同されます。
区別は一点だけです。
- りんごは果物の一種であって、部品ではありません。りんごを分解しても果物が出てくるわけではなく、りんごは果物の仲間の1つです
- タイヤは自動車の部品であって、一種ではありません。タイヤは自動車の仲間ではなく、自動車を組み立てる部材の1つです
「BはAの一種だ」と言って自然なら包含、「BはAを組み立てる部品だ」と言って自然なら部分です。この区別を言葉にできれば、大半の問題は解けます。
もう一つ紛れやすいのが用途と行為の対象です。用途は前の語が道具(はさみ・定規)、行為の対象は前の語が人(医師・教師)です。前の語が道具か人かを見れば分かれます。
4. 出題形式
当サイトでは2種類を出題します。
① 同じ関係の組み合わせを選ぶ
最初に示された二語の関係を考え、同じ関係になっている組を選びます。
- 示された組: 鉛筆 : 芯(芯は鉛筆の一部 = 部分)
- 選択肢から「部分」の組を探す → 城 : 天守
② 関係が他と異なるものを選ぶ
4つの組のうち、3つが同じ関係で1つだけ違います。多数派の関係を先に見つけると、外れが浮かび上がります。
5. つまずきやすい点
語の意味が近いかどうかで選ばない
問われているのは二語のつながり方であって、語の意味の近さではありません。分野が違っていても、つながり方が同じなら正解です。
語順を入れ替えない
「果物 : りんご」と「りんご : 果物」は別の関係です。示された組と同じ向きで当てはめてください。
迷ったら消去法にしない
この分野は1問あたり数十秒で解ける代わりに、迷い出すと止まりません。6つの型のどれかを言葉にできるかで判断し、出てこなければ次に進むほうが得点は伸びます。
非言語の分野も練習する
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